デル(Dell)フラッシュメモリ搭載の音楽プレーヤーから撤退
デル(Dell)は、フラッシュメモリ搭載の音楽プレーヤーを発売から1年弱で撤退した。
「Dell DJ Ditty」
・iPod shuffleと同様にUSB端子が組み込まれたスタイルで価格は同じだが、DittyにはFMチューナー、モノクロ液晶ディスプレイが内蔵。
・Yahoo! Musicmatch on Demand portable、Napster to Go、Windows Media PlayerのPlaysForSureに対応。
・Audibleフォーマットもサポート。
・液晶ディスプレイは26×11ミリ、ボディーは91×28×13ミリ。
・重さは37グラム。リチウムポリマーバッテリーは14時間持続。
ダラス(Associated Press)氏
米デル(Dell)が、Apple ComputerのiPod shuffleに対抗して立ち上げた音楽プレーヤー「DJ Ditty」を、発売から1年足らずでひっそりと販売終了した。
同社はDittyの販売を8月17日に終了したと、広報担当のベナンチオ・フィゲロア氏は23日に語った。
販売終了の決定について、同氏は、Dellが市場リーダーのApple(アップル)との競争に直面して身を引いたとは言わず、 デル(Dell)は中核分野であるPC、プリンタ、フラットパネルテレビに 集中しようとしていると説明した。
デル(Dell)は昨年9月にDittyをshuffleよりも高価値の製品として発表した。
これらデバイスはいずれもフラッシュメモリに音楽を格納する。
Dittyはshuffle同様、99ドルで容量は512Mバイト。
だが、Dittyの方がデジタル音楽を効率的に圧縮するオーディオフォーマットを使っているため、shuffleよりも100曲多い220曲を格納できるとデル(Dell)は主張していた。
またDittyは1インチ液晶ディスプレイとFMラジオ受信機も搭載している。shuffleにはこうした機能はない。
23日午後の時点で、デル(Dell)のWebサイトにアクセスすると、Creative Technology、iRiver、SanDisk、Samsungの音楽プレーヤーを選択できた。Dittyは提供されていなかった。フィゲロア氏は、Dittyの在庫はすべて売れたと話している。
ストラップなどのアクセサリは今も割引価格で販売されている。
デル(Dell)は2003年に携帯音楽プレーヤーに参入したが、ライバルを相手に苦戦している。
1月にはHDD搭載のDJシリーズを生産終了した。
Creative Strategiesのアナリスト、ティム・バハリン氏は、Dellの問題の一端は直販モデルにあると語る。
直販では、コンシューマーがデバイスを購入前に試してみることができない。だが、すべてのメーカーが市場の約70%を握るApple相手に苦戦している。
「これはデル(Dell)にとって決して戦略的な製品ではなかった。損失を食い止めて撤退するのは賢明だ」(同氏)
デル(Dell)フラッシュメモリ搭載の音楽プレーヤーから撤退の影響
デル(Dell)株は23日、Nasdaq市場で8セント安の21.64ドルで引けた。
先週、デル(Dell)は発火の恐れがあるとしてノートPC用バッテリー410万台のリコールを発表、また同社第2四半期(5~7月期)に利益が51%減少したことと米証券取引委員会(SEC)から調査を受けていることを報告した。

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情報元:IT media